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常磐町|細雪の時代に想いを寄せて…「一本松」

これは小説家・谷崎潤一郎の「細雪 ささめゆき」に書かれて有名な、常盤町(ときわちょう)にある一本松です。

「細雪」は大阪船場、上流階級・蒔岡家の4姉妹の生活を描き、三女雪子の縁談を軸に話が展開します。 

細雪では下巻に登場する一本松。

マンボウを通り抜けて一本松の傍のお宅へ行く……というような内容があります。

その中のマンボウとはJR神戸線の下にあり、歩行者用の小さなトンネルの通称のことです。

市役所近くにあり、レンガ積みのアーチ形で、1・7メートルの高さ。大人2人がすれ違うには頭をかがめて、肩を避け合わなければならない程の幅になっています。

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道は東側に少し湾曲しています。

地元の人により、大切に管理・保存されているのがよくわかります。

昔、郡界を示していたと言う言い伝えもあります。

石碑の上に刻印があり、うっすらと家紋が見えます。

出雲・松江の藩主 堀尾茂助の家紋だそうですよ。

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マンボウです。

 

この大きな一本松。一度ゆっくりと眺めてみるのもいいかもしれませんね。

私たちの体験していない時代に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?

 

一本松の西宮市のホームページはこちら

 

地図はこちら

西宮市常磐町4

 

マンボウの地図はこちら

西宮市和上町5