みなさんは灘五郷というのをご存じですか?
西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域からなる日本を代表する酒どころです。
その中の今津郷にある酒造会社の大関株式会社が運営しているのが今津灯台です。
江戸時代、今津郷の長部家の5代目・長兵衛がこの港に出入りする船の安全を願い造られました。現役の航路標識として使われている灯台としては日本最古のものです。
200年以上もの間現役を続いけているなんてすごいですよね!
今津灯台と、後ろに見える津波・高潮対策により新たに設けられた水門とのツーショットの写真です。
いまは、水門のHと今津灯台のTで、阪神タイガースのロゴにも見えます。
近くには今津灯台を説明をする石碑があります。
来年には水門の外側に、灯台が移設開始そうです。
場所は、新川の東側(今と反対側)の少し南側です。
それに伴い、今津灯台は現在では夜間、緑色の光を灯しておりますが、移設後は赤の光の灯りへと変容します。
海上保安庁によると、「夜間は灯火の色によって遠くからも識別できるよう、右側の赤い灯台は赤色、左側の白い灯台は緑色の光を出しています」と言う国際ルールに則ったものであるそうです。
なので移設後は、夜間の灯火は緑色から赤色を灯すことになり、夜間の緑色の灯火はこの世から姿を消すことになります。
まぁ、すぐに、夜間の灯火が赤く灯る今津灯台にも見慣れるかもしれませんが……。
灯台の周りは芝生の公園に整備されるということです。
西宮市指定文化財にも指定されています。
住所 西宮市今津真砂町1−13